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タイ投資委員会、通称「BOI」の投資奨励策はコロナ禍の中、どう変化したのか?
タイ投資委員会、通称「BOI」の投資奨励策はコロナ禍の中、どう変化したのか?

タイ投資委員会、通称「BOI」の投資奨励策はコロナ禍の中、どう変化したのか?

「タイランド4.0構想」を中心に据えているタイの投資誘致政策は、 首相府傘下のタイ投資委員会(Board of Investment :BOI)が担っています。 BOIは私たち日本企業のタイ進出の背中を押し、 共に繁栄していくために、 長期間にわたる法人税免税措置など様々な優遇措置を設けています

しかしその恩典を得るには、 現在のストーリーにつながった政策背景と、 税法や労働法他タイ現地法人の運営に不可欠な法令や規則を理解しなければなりません。
そして2021年。 コロナの感染拡大によるタイ経済・産業へのインパクトによって、 BOIのルールや仕組みへの影響はあったのでしょうか。 今回のテーマはコロナ禍の中の新投資奨励政策を中心に紐解いてみます。 また、 企業が出来る事と出来ない事は何か。 今回は具体的な実務も同時に勉強していきます。

YouTube上で公開予定の解説動画では、 国士舘大学の助川成也教授と在京タイ王国大使館のバウォン・サッタヤウティポン公使参事官をお招きして、 日本を支える中小企業の視点からアジアビジネスを論議します。

そして、 アフターコロナの世界を想定した海外投資という難解なテーマを分かりやすく解説。
進行役の佐々木しほさんとの三者による軽妙な掛け合いは必見です。

コメンテーター紹介
助川成也
国士舘大学 教授
九州大学大学院経済学府博士後期課程終了、 博士(経済学)。 専門はタイを中心とした東南アジア経済、 FTA等の通商戦略。 1992年よりジェトロ(日本貿易振興機構)勤務。 タイ・バンコク事務所主任調査研究員、 地域戦略主幹(ASEAN)など20年にわたり東南アジア関連業務に従事。 Yahoo!ニュース公式コメンテーター。

サッタヤウティポン バウォーン
タイ王国大使館工業部 公使参事官
神戸大学大学院機械工学修士課程修了後、 1999年にタイ王国工業省入省。  2012年より現在まで在京タイ王国大使館に出向中。

【第五回】
○コロナ禍によってタイの投資政策はどう変化していったか。
基本的な政策の方向性は変わらない。 しかし、 新たに持続可能性(サステナブル)を意識した「BCG経済モデル」を念頭に、 バイオ・循環型・グリーン経済の要素がBOIの投資奨励の中に組み込まれた。 アジアの新興国でも今やSDGsを踏まえた経済政策が採られるようになっている。 これらを意識した経済政策は、 投資政策と合わせて進出企業のビジネス活動にも大きなメリットを与える。 またコロナによって観光やサービス産業などを中心に発生している失業問題に関して、 タイ政府が打ち出した対策は必見。 詳しくは下記URLの調査報告書『アジア新世代ビジネスの展望』を閲覧。

調査報告書『アジア新世代ビジネスの展望』(PDFダウンロードリンク)
https://ri.bmaa.jp/

一般財団法人企業共済協会は、 国の行う中小企業に係る共済制度、 経営革新及び経営基盤強化に関する調査研究等を行い、 その成果の普及を通じて、 共済制度の健全な発展、 中小企業の経営の安定及び振興に寄与することを目的とし昭和53年7月に設立された公益法人です。 設立以来今日まで、 この目的を達成するため中小企業に関する各種調査研究事業及び独立行政法人中小企業基盤整備機構の中小企業共済制度に係る各種関連業務等を中心に運営しております。 これからも中小企業者はもとより関係各方面のお役に立つような事業を展開してまいります。